Lyrics

[Verse 1]
自転車のサドルとペダルを結ぶ足
黒髪なびかせ白肌さらして
河原に寝ころび髪からまる芝
流れるラジカセ繋いだイヤホンを抜いて
[Verse 2]
また耳に挿すまでの間聞こえる電車の音の中
吊り革つかむ袖をまくり上げた二の腕に飛んだ
墨汁洗い流してチャイム鳴るまでには戻ろうと
少し歩幅広げて廊下で揺れた
[Verse 3]
スカートの中を見たくて
風よ吹けと祈り捧げた春の日は
意地悪く凪いでいて
[Verse 4]
雨傘貸してあげたくて
放課後の下駄箱で待つ夏の日は
笑えるほど晴れてた
[Verse 5]
水まき済ませたグラウンドの匂いと
ジャージの裾からはみ出る匂いが混ざり合い夜が来る
わたあめの匂いの浴衣に着替えて
赤青黄緑の花火が上がっては落ちてくプールサイド
[Verse 6]
敷かれた砂を踏んで歩く茶色のローファーの中の音
ガサガサ言うな 気づかれずに踏まれたラブレター
書いた人は顔色一つ変えないままどこかを歩いてて
人ごみに紛れてる人たちが行く
[Verse 7]
廊下ですれ違いたくて
トイレに入っては出てきた秋の日は
どうやら行き違いで
[Verse 8]
マフラー貸してあげたくて
放課後の下駄箱で待つ冬の日は
風邪引いて休んでた
[Verse 9]
青い春を駆け抜けたとか
君のケツはまだ青いなあとか
若さは青で塗りつぶされてしまうけど
[Verse 10]
あの日この胸に飛び込んできた
景色匂い手ざわりまで全部
青一色ではとても表せなかっただろう
[Verse 11]
大人は僕の過去を塗りつぶすよ
僕はその上から描き直すよ
あの日の気持ちは忘れないよ
[Verse 12]
でも
[Verse 13]
スカートの中を初めて
見た日はあっけなかった
なぜ見たいのかさえ忘れてた
[Verse 14]
スカートの中は暗くて
眩しくてよく見れなくて
色々な色のどれでもなかった
Written by: 玉置周啓
instagramSharePathic_arrow_out