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Credits
PERFORMING ARTISTS
MONO NO AWARE
Performer
Shukei Tamaoki
Vocals
Seijun Kato
Electric Guitar
Ayako Takeda
Bass
Yutaka Yanagisawa
Drums
COMPOSITION & LYRICS
Shukei Tamaoki
Lyrics
MONO NO AWARE
Arranger
PRODUCTION & ENGINEERING
奥田泰次
Recording Engineer
木村健太郎
Mastering Engineer
Lyrics
[Verse 1]
いつか夢見た火星に行けたとて
パスタ屋でカトラリーの
音を出さない練習するのね
[Verse 2]
いつも父から立てひざを
叱られていたけれどあなたこそ
咀嚼音が気になってはいた...のね
[Verse 3]
まだあなたは腹に落ちない
噛まねば飲まれん...
馬鹿手を
[Verse 4]
人は同じ釜の飯を食う
人は同じ釜の飯を食う...
[Verse 5]
母のコロッケ嫌々に食う
子にすれば芋より肉
食べ方注意せよと言う父親の
咀嚼音こそ気になりながらも食う
大事はいつも作法また向く明後日のほう
そんな頬を叩き落とす飯もあった
[Verse 6]
「質素」と海苔で書かれた弁当も
席替えも陸の孤島
ひとりこそ一人前とこそこそ食う
拒んだはずの賑わいを
BGMにしていたこと
さすがにイヤホン越しに嫌でも気づく
[Verse 7]
カラスがつつくゴミ袋を眺めて
「取り繕うのやめて」
すぐ浮かぶ美辞麗句
港区価格のランチたまには背伸びして
食うにせよ松屋で食うにせよ
同じ屋根の下では一族
[Verse 8]
鳥貴族いけば誰も安く釜にありつく
ための節約は誰よりも心が割りを食う
昼に子を抱く空き地で夜大人が米を炊く
おかずにはならないが報連相の種も蒔く
[Verse 9]
花が咲く
[Verse 10]
桜と紅葉を捌く
入るナイフ参るほどグロテスク
全く刺激的なのはFPSかレシピですか
いつか血肉化するのは情報も同じ
[Verse 11]
こんがりトーストに塗るジャムにも流れる血
苺一会チョイスしたあなたが私のお家
醤油ペロペロした夜に向かいにいた友達
まだ名前を言えた頃の祖母がくれた臍餅
[Verse 12]
祖父が最期まで手をつけずに終わった鶏肉
嫌いな理由も知らず覆水盆に返らず
しかしこぼれた記憶を啜ってでも肥え抜く
数に比例するなら度を越えた酒もいただく
[Verse 13]
そしていつかシェフが俺たちの腹わたを捌く
お仲間はお腹周りで繋がると勘付く
チェーン店が破竹の勢いで広がると聞く
松屋あの世店でやっと会えた君と飯を食う
Written by: 玉置周啓