Credits
PERFORMING ARTISTS
GOUDO
Rap
Cosaqu
Mixed Artist
COMPOSITION & LYRICS
GOUDO
Lyrics
SHIBAO
Composer
PRODUCTION & ENGINEERING
GOUDO
Producer
Cosaqu
Recording Engineer
Lyrics
[Verse 1]
周りが始める就活
人生が決まる重圧
志望動機の空欄
不採用の通達
両親ともぶつかる
「無理や… 音楽じゃ」
胸の不安 さて、
どう生きようか?
[Verse 2]
ピーズの門をくぐる
自分で自分の居場所を作る
赤裸々に隠さず リリックを書き
バース中に見出す 自身のスタイル
日頃は無縁のリスペクト
それがほしく 10分 真剣勝負
ステージ上 貪欲に“成長”
目に物言わし 上げる知名度
[Verse 3]
蟹バケの車に同乗
渋谷 GAME 蝕 はじめての東京
ライブ直後 とぶように売れたCD
その日は今も
キャリアのハイライトシーン
ダメレコ 千円シリーズ
1stアルバム『三日月』をリリース
夢が少しずつ現実に
同時に増す現実味
[Verse 4]
2nd『こころ』
初回の振り込みが200万
年収に近い金額
けど これで食うには
毎年新作を出すことが必要になる
出し惜しまず 注ぐアイデア
次々作までは構想が見えなく
その内来る '底尽きる'に恐怖
HIPHOPで一生食う?
[Verse 5]
夢? 安定? 二択で揺れる
趣味と仕事 程良い距離?
本心とほど遠い虚偽
[Verse 6]
両親と向き合う
「好きなことで食えるか
挑戦したい」
「…俺はそっちの方の
未来が見たい」
[Verse 7]
「まだ音楽やってんの?」
「売れへんのにやめへんの?」
「そんな歌詞じゃ万人受けはせん」
「結局は夢やねん」
[Verse 8]
他人から見れば
鳴かず飛ばずの日々
その中で出した
たくさんの作品 培ったスキル
[Verse 9]
夢を追いかける日々を振り返ると
不思議なことに
その日々の中でいつも
追ってるはずの夢は
となりにいてた
[Verse 10]
食うためにした努力など1つもない
原動力は
「俺がいっちゃんやばい」
その想いをより強固に
本当にするため
加速させる闘争心
[Verse 11]
その自信がたとえうそでも
その自信のもと
「今に見とけ」と過ごす
目が血走った
充実したあの日々は
決してうそじゃない
[Verse 12]
栞 神門 上弦下弦
苦悩と日々とど幸せ
色彩 親族 エール
歳月 年月 半袖
二〇 二一 掌 夢 作品
[Verse 13]
2006年7月1日
自主ではじめてCDをプレスした日
全作品に一切悔いなし
これからも
胸を張れるもので食いたい
[Verse 14]
「25までに売れんかったらやめる」
その約束を破り
迎えた10年目 28歳
そん時の印税が 7、8万
けどそれはバイト代の
20万よりもありがたい額
「続けていい」って
言われてる気がした
「今よりやばくなれば売れる」
カンタンな話や
ハッピーエンド以外あるか
俺が主役
[Verse 15]
2025年6月21日
日本のど真ん中 東京 開演 19時
あと5分もすれば幕が上がる
和音は先に定位置にスタンばる
18 初めて舞台に立ち
立つまでにかかった以上の
歳月を費やし
「これで食う」以上に
重く感じる“20年目”
恐怖と希望のステージへ
[Verse 16]
今日もまた発見がある
この場所で無限に学ぶ
掴みかけてはすり抜ける現場感
果てがなく 嬉しくて笑う
初の東京ライブで出来た友達
その何人かは今日もこの場に
キャッシャーに立ってた
俺もきっとフロアにいる
逆光の先 顔を拝みにいく
[Verse 17]
コピーライターの会社にエントリー
一次で落ちる
2022年 渋谷駅の改札 自分の歌詞が
どでかく張り出す
[Verse 18]
夢で食えるかどうかは分からない
努力したって時には叶わない
夢で食えるかどうかは分からない
夢で食えたって 夢は終わらない
Written by: GOUDO, SHIBAO