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PERFORMING ARTISTS
Yukito Tokimura
Yukito Tokimura
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Yukito Tokimura
Yukito Tokimura
Composer

Lyrics

都は染まり つれづれなるまま
心の端(はし)に棲む よしなしごと
季節の折に思い出すは
千歳(ちとせ)の詩を
滲ませて
只(ただ)待った あはれの末路は
絡まった 蜘蛛の糸だけ
舞い散る華は 泡沫(うたかた)の如く
月の調べは 夜を照らさむ
然(さ)らば宴よ
またいつか巡るまで
彼方の面影を
浅き夢見し頃
宙(そら)へと舞い上がれ
華よ
つらつらと言の葉に ゆらゆらと藤の華
朝な夕なで鈴の音が ひらり きらり
ばらばらに散らされた いにしへのふたつ詩
陰と陽を重ねれば ひとつの絵に為る
幽玄を望むなら 今謳ってみせようか
月影に照らされた うるはしの宙
夜が啼(な)いて 風の下 ひとつばな
誰もが 忘れても ここに在る
現世(うつしよ)からは見えない景色を
瞼の裏にだけ 映す
もう一度
舞い散る華は 泡沫(うたかた)の如く
月の調べは 夜を照らさむ
然らば導(しるべ)よ
可惜夜(あたらよ)が明けるまで
すべては夢のあと
想いはしのぶれど
いつしか宙と為れ
華よ
Written by: 時村雪人
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