Lyrics
急に泣き出す真夏の夜空
沈黙をワイパーで掻き消して
横目に映る青いシグナル
時は二人を試した
窓へ縋りつく雨粒をあしらうように
求めた台詞は聴こえない
Can't Say a Word
この歪みを止めて
今だけ受け留めて
ふと触れた指先、離さず微笑むのはどうして
時が私を朝へ追いやる
含羞んだ太陽を見上げれば
襟に残った焦げた香りが私を独りにする
貴方の形をなぞるよう指を重ねる
ごめんねの代わり 抱き寄せて
Can't Say a Word
哀しげに光ったその手に口付けて
戸惑うその胸に飛び込み、泣いてしまいたくて
Can't Say a Word
別れの言葉さえ上手に伝えられぬままで
愛ほど覚悟はできなくて
恋ほど素直になれなくて
Can't Say a Word
せめて夢の中でこの花咲きますように
独り、胸にしまう
ずるくて哀しいこの言葉
Written by: Sally