Music Video

a fairy tale (Remastered 2025) - Yuria Miyazono (MUSIRISCA) Official Music Video
Watch a fairy tale (Remastered 2025)  - Yuria Miyazono (MUSIRISCA) Official Music Video on YouTube

Featured In

Credits

PERFORMING ARTISTS
Yuria Miyazono
Yuria Miyazono
Vocals
COMPOSITION & LYRICS
Yuria Miyazono
Yuria Miyazono
Composer
tumuri
tumuri
Lyrics
PRODUCTION & ENGINEERING
Yuria Miyazono
Yuria Miyazono
Producer
Kazunari Motoki
Kazunari Motoki
Mixing Engineer
Yoshitsugi Yoshida
Yoshitsugi Yoshida
Graphic Design

Lyrics

おとぎ話をしましょう
最果ての深い森のできごと
金のハープと銀の笛が
眠るようにうたう夕暮れ
お城には少年が一人きりで居り
窓のむこうをただ眺めているのでした
西の空を見上げると
天鵞絨の天幕はいよいよ降りて参ります
お城もやがてこの天幕に飲まれていくことを
その少年は知っておりました
「硝子の小鳥が逃げてゆく」
お城の螺旋階段を駆け下りて
中庭の茨の中に隠れたら
さあ、おとぎの国の歌を聞かせて
夜がくる前に彼をみつけよう
最果ての深い森のできごと
金のハープと銀の笛の
うたもとうに微かな月闇夜
お城はしずかに罅割れて
少年は茨の中に息をひそめておりました
東の空を見上げれば
天鵞絨の天幕はすっかり空を覆い
お城の白い壁が脆くも崩れていくさまを
彼はしずかに見つめておりました
「硝子の小鳥を追いかけよう」
暗闇に怯える君の手をとって
森の向こうへと駆けてゆくの
さあ、おとぎの国の歌を聞かせて
夜がくる前に君と逃げよう
芳しい庭をぬけて翻る花びらを蹴り
苔むす木々の間を疾ってゆくけれど
決して、振り返ってはいけないよ
森を抜けた小高い丘に
丁度、陽が昇ってまいります
町並みを見下ろして
君が差し出す硝子の破片は
きらきらと光っておりました
「硝子の小鳥にさよならを」
懐かしいいたみに触れて
指先に滲む赤い血、
その刹那、少年は古い写真のよう
朝陽と共に焼き切れてしまうのでした
最果ての深い森のできごと
金のハープと銀の笛の
その歌をそっと口ずさむ昼下がり
夢からさめても聴こえているでしょう
おとぎ話の続きはまたこんど
Written by: Yuria Miyazono, tumuri
instagramSharePathic_arrow_out