BABEL

「バベル」

雲の上の大気圏突き抜け

やがて僕ら宇宙さえ目指した

どこかで聞こえてる産声も僅かな青春の狭間へと零れ落ちた

曖昧でいて其々が目を奪う摩天楼の上

最高速でいこう 合図の台詞で

胸の奥のその魔法で軽くなってしまえば

水のように 羽根のようにどこへだっていけるよ

思い通り ふわり落ちて 柔らかな風を撫でて

最後 鍵を開けて

細胞の枷を外して

希望のヴェール いつかは必ず訪れる不幸さえ隠して逃げるのはゴメンだね

勝ち負けも不要だね

この世界はプリズムの海を泳いでいた

大丈夫 そっとハリボテの塔から手を放して

最高速で飛ぼう 愛の火口へ

胸の奥が振れる方へ走り出してしまえば

僕らはきっと同じ場所で巡り逢うと誓うよ

もっとラフに 崩れ落ちていく昨日をかなぐり捨てて

帰ろう 地上の涯てへ

細胞の枷を外して

——近くで聞こえてる産声 子供達の歌声

新しい 懐かしい

それは僕の見た夢？

君のイメージと共鳴して閃いて

こうして繋がれたよ

必然の奇跡で