Lyrics
[Verse 1]
現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていた
どんな言葉もどんな手振りも足りやしないみたいだ
その日から僕の胸には嵐が 住み着いたまま離れないんだ
人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ
[Verse 2]
揺れながら踊るその髪の黒が 他のどれより嫋やかでした
すっと消えそうな 真っ白い肌によく似合ってました
あなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今
頰に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった
[Verse 3]
全てはあなたの思い通り
悲しくって散らばった思いも全て
あなたがくれたプレゼント
ゆらゆら吹かれて深い惑い
痛み 憂い 恋しい
[Chorus]
言葉にするのも 形にするのも
そのどれもが覚束なくって
ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ
嗄れた心も さざめく秘密も
気がつけば粉々になって
刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ
[Verse 4]
深い惑い痛み憂い繰り返し いつの間にか春になった
甘い香り残し陰り恋焦がし 深く深く迷い込んだ
[Verse 5]
花びらが散ればあなたとおさらば それなら僕と踊りませんか
宙を舞う花がどうもあなたみたいで参りました
やがてまた巡りくる春の最中 そこは豊かなひだまりでした
身をやつしてやまない あんな嵐はどこへやら
[Verse 6]
まだまだ心は帰れない
その細い声でどうか騙しておくれ
カラカラに枯れ果てるまで
ふらふら揺られて甘い香り
残し 陰り 幻
[Chorus]
聞きたい言葉も 言いたい想いも
笑うくらい山ほどあって
それでもあなたを前にすると 何にも出てはこないなんて
焦げ付く痛みも 刺し込む痺れも
口をつぐんだ恋とわかって
あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ
[Verse 7]
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで
[Chorus]
言葉にするのも 形にするのも
そのどれもが覚束なくって
ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ
嗄れた心も さざめく秘密も
気がつけば粉々になって
刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ
Written by: 米津玄師