Shazam Fast Forward 2025
こちらでは、2025年にブレイクするアーティストをShazamが予測しています。Shazamのデータに基づき、当社の編集者がレビューした、今年ブレイクすると予測される新進アーティストを特集します。インディーロックからUKドリルまで、26か国からの幅広いサウンドを網羅したグローバルで多様なセレクションです。
ダンス
ラテン
カントリー/ロック
ポップ
ヒップホップ/R&B
トルコ出身のプロデューサー、Quentro(本名İsmail Büyüktatl)の作り出す楽曲は、メロディアスなアフロハウスと現代的なラテンポップを取り入れた、完全にグローバルなサウンドだ。Quentroは、2017年からその制作スタイルに磨きをかけてきたが、2024年の「Perreo」で遂にブレイクを果たす。この曲は、同じトルコ出身のプロデューサーTunaとKuntay Cevizciとコラボレーションした、メロディックハウスとデンボウのリディムが融合した楽曲で、昨年6月にリリースされると同時に膨大な回数でShazamされている。
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サウスカロライナ州出身のGabriel Jacobyは、幼少のころから詩に親しみ、その情熱が高じてラップに目覚めたが、現在はより幅広い音楽的知識とともに、多彩な才能をのぞかせている。昨年10月にリリースされ、彼のShazam回数を急増させた「forever」は、切ないメロディが特徴の曲だ。フランク・オーシャンを思わせる爽やかな楽器の響きによって、情感あふれる懐かしい90年代のR&Bのスタイルを引き出している。ギターを弾いていないときは、自身の楽曲のプロデュースやミュージックビデオの監督も手掛けている。
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ベネズエラ出身のシンガーMilo Bvgattiは、2023年、失恋をテーマにしたバラード「Odiame」でTikTokを席巻した後、翌年秋には同様の感情を表現したその続編となる「Lo Siento」をリリースした。彼にとってアーバンミュージックへの入り口となったこの作品は、10月にレゲトンのスターFeidが自身のアカウントでリリース情報をシェアするとたちまち拡散し、Tik Tokでも雪だるま式に人気が上昇、ベネズエラとコロンビアのShazamチャートで検索トップ10入りを果たした。
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シカゴ出身のFendiDa Rappaは、2022年リリースの極めて過激なヒット曲「Point Me to the Slut’s」でブレイクを果たした。TikTokで脚光を浴びたこの曲はCardi Bの耳に入り、2023年には2人のコラボレーションという形で、ほんのわずかにトーンを抑えたリミックス版「Point Me 2」がリリース。同曲は昨年のアメリカのShazamチャートに3か月間ランクインし、ビルボードチャートにも顔をのぞかせた。ソーシャルメディアのスター、Shamar Marcoとの2024年のデュエット曲「Clock Dat」は、衰えを知らない彼女のバイラルな勢いに乗って、曲に合わせて踊る動画とともにインターネットで拡散され、大いに話題を呼んだ。「Clock Dat」は、彼女にとってアメリカ以外でShazamチャート入りした初めての曲で、10月にセネガル、ガーナ、コートジボワールでのランクインを果たしている。
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メキシコの音楽シーンでは、Fuerza Regidaに認められることが重要な意味を持っている。同バンドのリーダーJesús Ortiz Pazのレーベル、Street Mobと契約を交わしたカリフォルニア出身のシンガーChuyinにとっても、Fuerza Regidaの2023年のアルバムの中で特に際立つ「INMORTAL」にフィーチャーされたことは、非常に大きなステップとなった。ソーシャルメディアでは不思議なかぎ針編み人形として登場するなど、自分自身について多くを明かさないことで有名なChuyinだが、同地域のメキシコ音楽のスーパースターたちとは頻繁にコラボレーションをしている。「INMORTAL」、そして9月にリリースされたレーベルメイトCalle 24との共演曲「NO PIERDO LA VIDA」は、どちらもこの秋、メキシコ、グアテマラ、アメリカにおいて、かなりの回数でShazamされている。
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サンアントニオ出身のこの4人組のバンドは、2023年初めの結成以降、ビンテージ感のあるサーフロックと心地よいインディーロックにアニメの主題歌のメロドラマ的な要素を加えたような、夏を感じさせる音作りに励んできた。2024年にリリースされたデビューアルバム『ALOHA INOHA』には、広く伝わりやすいポジティブさがあり、彼らにとって最も多くShazamされた楽曲となった、底抜けにキャッチーな「Seventh Heaven」も収録されている。
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22歳のシンガーPierre Garnierは、テレビのオーディション番組『Star Academy』(フランス版『アメリカン・アイドル』のような長寿番組)で優勝を果たしたが、その成功はフランスにおけるゴールデンタイムのテレビ番組の範疇を遥かに越えるものとなっている。デビューシングル「Ceux qu’on était」(「過去の私たち」を意味する)は2月のリリースと同時に注目を集め、故郷フランスで、Shazamされた曲のチャートの上位に半年近くランクインし続けた。かすれ声が特徴のシンガーは、2024年11月にバラード中心のファーストアルバム『Chaque Seconde』をリリースし、自身にとって初となるツアーで新年の幕を開ける。
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「3つの岬」を意味するギリシャ語と、故郷シチリア島の古名にちなんで名づけられたイタリア出身の3人組、TR3NACRIAは、アフロハウスにインスピレーションを受け、Lizwiをフィーチャーした作品「Sikulambele」で2023年にShazamに初登場し、その後、ギリシャのチャートで5週連続ランクインを果たした。素性を明かさず活動する3人は、昨年、多彩なテックハウスの楽曲によって、その人気を確実なものにした。TR3NACRIの楽曲はフランスのShazamチャートに4曲も登場したが、なかでもStereoKillaをフィーチャーしたエディット・ピアフの名曲を編曲した「La Foule (Le Monde Mix)」は4か月間チャートインを続けた。
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北マケドニア出身のミュージシャンALSO ASTIR(本名Haris Ajrulahi)は、改名前の2020年代初め、Armin van BuurenのレーベルArmada Musicから、2つのメロディックハウスのEPをリリースしている。彼がALSO ASTIRという新たな名義で探求しているのは、フォーク音楽の淡い質感と、繊細なファルセットを生かした柔らかなサウンドだ。プロデューサーのyotto、AVIRAとコラボレーションした「Forget」は、昨年4月のリリース以降、彼の現在の拠点であるドイツをはじめ、全世界のShazamチャートでフェスティバル級の人気を博している。
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フランス出身のミュージシャン、LUCKY LOVE(本名Luc Bruyère)は、幼い頃にダンサーとしてトレーニングを受け、その後はパリで最も由緒あるキャバレーで、La Venus des Mille Hommes役を演じその歌声を磨いた。2022年以来、LUCKY LOVE名義で制作してきたオルタナティブポップの楽曲は、ANOHNIやジェイムス・ブレイクを思わせる繊細なファルセットで、社会的規範の矛盾を露わにしてきた。11月にデビューアルバム『I DON’T CARE IF IT BURNS』をリリースすると、後を追うように2022年のシングル「MASCULINITY」も徐々にリスナーの間に広まり、評価されるようになった。
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ジャカルタ育ちのインドネシア人シンガー、Jordan Susantoは、子どものころは映画監督に憧れていたが、やがて自分が本当に夢中なのはサウンドトラックだと気づいた。60年代と70年代のクラシックなソウルミュージックの影響を受け、2024年にデビューアルバム『Jordan』をリリース。耳に残るポップなメロディと日記のような歌詞を通じて、ヴィンテージな音を現代によみがえらせた。ソファでの心地よい夜を歌ったシングル「Senopati in the Rain」は、8月のアルバムリリース後、アジア各国のShazamチャートで常連となり、特にフィリピンでは12日間にわたって1位をキープした。
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21歳のスペイン出身のシンガー、Q2は、故郷のセビリアでフリースタイルバトルの世界に飛び込み、サッカーコーチとしての仕事の合間に、メロディアスな旋律の曲作りを始めた。ブレイクのきっかけとなったシングル「Fighter」は、複雑な人間関係がテーマのアップビートな楽曲で、2022年のリリース以来、根強い人気を集め、2023年にポルトガルのShazamで注目を集めると、昨年にはスペイン、フランス、イタリアでも広く知られるようになった。
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ナイジェリア出身のシンガーMorravey(本名Daniella Ibinabo Daniel)は、両親の夢を叶えるため、短期間医学部に籍を置いたものの、そこで初めて自身の持つ音楽への真の情熱に気づいた。2020年からTikTokにカバー曲の投稿を始め、2023年にファイヤーボーイDMLとAsakeとの共演曲「Bandana」をアコースティックなアレンジでカバーしたことが話題を呼び、ナイジェリア系アメリカ人シンガーのDavidoの目に留まった。同年にリリースされたデビューEP『RAVI』に収録された共演曲を含む、アフロビートのスター、Davidoとのコラボレーションは、MorraveyのナイジェリアにおけるShazamチャートでのランクインに貢献した。そして2024年秋には、熱烈な愛を軽快に歌った「Ifineme」が、Shazamのグローバルチャートで大ヒットを果たした。
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注目を浴びることが多いのはDJやプロデューサーだが、楽曲に魂を吹き込むのはボーカルの役目でもある。アコースティックギターで作曲活動を始めたイギリス出身のシンガーNu-Laは、CHANEYのフィルターディスコアンセム「Out of My Depth」で、2023年にダンスミュージックシーンにおいてデビューを果たした。90年代のハウスミュージックのシンガーを思わせるパワフルな歌声で、ダブヴィジョン、Example、Benny Benassiによる最近の楽曲にも参加し、クラブミュージックシーンの中でも極めて人気の高いボーカリストとなっている。
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マレーシア出身で、イギリスを拠点に活動するシンガーのChloe Qishaは、YouTubeにカバー曲を投稿することからキャリアをスタートさせた。それらの動画は、音楽業界に従事する人々の目に留まり、彼女は曲作りのスキルを磨くようになる。ブリット・アワードを受賞したホリー・ハンバーストーンの楽曲プロデュースで知られる、プロデューサーのRob Miltonとのセッションを経て、2024年11月にリリースされたセルフタイトルのデビューEPは、Talking HeadsからLCDサウンドシステムへと通じる、ノスタルジックなシンセポップサウンドを響かせる作品だ。最も多くShazamされている「I Lied, I’m Sorry」は、入り乱れる感情や痛烈な言葉の数々、そして感情を解放するようなエネルギーに満ちあふれている。
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モロッコとイタリアにルーツを持つ、フランスのヌムール市出身のアーティストRnBoi。2024年1月、フランスのドリルラッパーKerchakの「Mi-Temps」で初めてフィーチャーされると、Kerchakのソフトな一面を引き出して注目を集めた。以来、この新進気鋭のR&Bシンガーは歌とラップを織り交ぜたメロディを武器に、競争の激しいフランスの音楽シーンで存在感を示している。TiakolaとMonsieur Novとの官能的なコラボレーション曲「RESTE-LÀ」では、フランス語圏のヨーロッパとアフリカのShazamチャートにも初登場した。10月には物憂げなムードのシングル「Instable」がフランスとセネガルでランクインし、単独でのチャートデビューも果たしている。
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シャンピニー=シュル=マルヌ市のボワ・ラベ地区出身、ハスキーボイスが魅力的なフランスのラッパーIDSは、ヒップホップトリオL2Bの一員としてキャリアをスタートさせた。現在もグループでの活動を続ける一方、ソロアーティストとしても話題をさらっており、特に数百万もの再生回数を誇るYouTubeのフリースタイル動画がよく知られている。2024年は、IDSがShazamでの存在感を高める一年となった。フランス系コンゴ人シンガーRskoとのコラボレーション曲「BOOM BOOM」は、昨年2月のリリース以来、フランス、ベルギー、ドイツのチャートで不動の地位を占めている。
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ブエノスアイレス出身のOlivia Waldは、クンビアバンドのAcantiladosで数年間リードシンガーを務めた後、2019年にソロシンガーとしてのキャリアをスタートさせ、2024年、28歳のときに「en la cara」で大ブレイクを果たす。終わったばかりの恋を歌ったこのミニマルなポップソングは、普段レゲトンとクンビアでほとんどを占められるアルゼンチンのチャートで、ひときわ存在感を放った。現在も、ラッパーのRusherkingをフィーチャーしたリミックスとともに、母国アルゼンチンとメキシコでは、Shazamの定番曲となっている。
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アルゼンチン出身のシンガーelaggume(本名Agustin Thomas Mesa)は、2023年に話題となったシングル「Con Tu Amiga」でAlejo Isakk、Locura Mix、Fauna Music、Eme Saravとともにデビューして以来、地元のRKTシーンで頭角を現し、ラップを基調とした荒々しいサウンドの可能性を追求している。ロマス・デ・サモラ出身の彼は2024年にさらに勢いを増し、南米各地でチャート入りした5つの異なる楽曲に参加。特に6月にリリースされたシングル「PELEAMOS」は、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラの昨年夏のShazamチャートにランクインした。
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イギリス出身のシンガーBea Wheelerは、9歳のとき、将来ポップスターになることを姉たちに宣言した。この意思表明が功を奏したのか、Bea and her Business名義でのファーストシングル「Born To Be Alive」は、2023年のリリースと同時に大きな脚光を浴びた。リリー・アレンやマリナへのZ世代からの回答を想起させる、率直で文学的なポップバラードを収録した2つのEPをリリースした二十歳のシンガーは、TikTokでも現実の世界でも注目を集め続けている。オスロで7万人の観客を前にデビューライブを披露し、2024年の秋には、ヘッドライナーを務める初のワールドツアーを敢行した。
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RESCENEは、2024年2月に、2000年代初期の洗練されたR&Bサウンドを取り入れた2つのシングル「YoYo」と「UhUh」をリリースし、デビューを果たしたK-Popグループ。新しいグループが乱立するK-Popシーンで、ウォニ、リブ、ミナミ、メイ、ゼナの5人は、2024年の一年間の間に、独自のサウンドを確立してきた。デビューEPとなる『SCENEDROME』を8月にリリースした後、秋には軽快なメロディと控え目なバウンスが特徴の「Pinball」や「LOVE ATTACK」といった楽曲が、韓国とアメリカのShazamチャートで着実にランクアップを果たしている。
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ロンドンのサウスイースト出身の22歳、ラッパーであり、ソーシャルメディアのスターでもあるStepzは、2022年からTikTokを席巻し続けている。同年にはエド・シーランやサム・スミスといったポップスターを抑え、イギリスで最も視聴されたアーティストに輝いた。その実力はマイクの前でもいかんなく発揮され、ディジー・ラスカルやD Double Eといったグライム界のレジェンドからも支持を得ている。2023年には初のEP『Step by Stepz』をリリース。2024年にShazamチャートで旋風を巻き起こしたシングル「Rock」は、エアギターのパフォーマンスも大流行し、10月のリリース以降24か国でチャート入りを果たしている。
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バーミンガム出身のプロデューサーでDJのJoe Huntは、90年代にイギリスのスピードガラージシーンで活躍したベテランでありながら、2020年代を通じてベースライン・ハウスを一大ジャンルへと押し上げたヘヴィなグルーヴと高速ボーカルサンプルも自分のものにしている。Porn Kingsによる1996年のアンセム「Up to No Good」をダンスフロアで偶然耳にした彼は、この曲に彼ならではのアレンジを加えることを決意する。音楽キャリア25周年を迎えたこの夏、彼のこの曲はどこへ行っても耳にするほどの大ヒットとなり、8月にはニュージーランドとイギリスのShazamチャートにランクインした。
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ブルックリン出身のAdrien Nunezは、ミシガン大学のバスケットボールチームで4年間ガードとしてプレーした後、カントリーミュージックというもう一つの情熱を追求するためにナッシュビルに移り住んだ。2024年8月にデビューシングル「LOW ROAD」をリリースする以前から、この長身のシンガーは、お気に入りのカントリーミュージックに対するオーバーなリアクションの動画でTikTokでは知られる存在だった(シャブージーのチームは、2024年に大ヒットを記録した「A Bar Song (Tipsy)」の初期の火付け役として、その貢献に謝意を表し、プラチナレコードを贈呈したほどだ)。過去に自身が経験した三角関係をモチーフとしたほろ苦いシンガロングの楽曲「LOW ROAD」が、SNSを中心にヒットしたことをきっかけに、Adrien Nunezは、カントリーミュージックシーンの新星、Dashaの初のヘッドライナーツアーで、オープニングアクトの座を獲得している。
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二十歳のシンガーBerq(本名Felix Dautzenberg)は、ハンブルクで幼少期を過ごし、音楽理論を学びながら、スクールバンドで演奏の腕を磨いた。そして2022年、高校を卒業するとすぐにデビューシングルとなる「Echo」をリリースする。実家の地下室で自ら録音したデモ音源は、マンハイム音楽大学に出願するために制作されたものだったが、結果として、さまざまなレコードレーベルからオファーを受けることになった。2023年にBerqは、「赤い旗」を意味するタイトルのデビューEP『ROTE FLAGGEN』をリリース。同名の詩的なタイトル曲は、ドイツをはじめとするさまざまな国で、Shazamされる定番の曲となっている。
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バルセロナは、ダンスミュージックにおいて誇るべき歴史を持つものの、バルセロナ出身のEDMのスーパースターはそれほど多くはいない。スペイン出身のプロデューサーデュオ、Prophecyは、フェスティバルのサウンドシステム向けに制作したピークタイムアンセムで、こうした状況に変化をもたらそうとしている。2人はこの数年間、ArmadaやSpinnin’ Deepといったレーベルでの地位を確かなものとし、EDC Las Vegas 2024の公式アンセムに採用されたティエストとの「My City」や、デヴィッド・ゲッタ、MORTENと共演した「Kill the Vibe」といった、豪華なコラボレーションによって制作された2つの楽曲をリリースした。いずれの曲も、ヨーロッパと北米でShazamされた回数は膨大な数に及んでいる。
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ブロンクス出身で元聖歌隊のシンガー、Vontee the Singer(本名Avante Smith)は、ニューヨークのドリルムーブメントが最盛期を迎えたころに大人になった。しかし、これ以上なくメロディアスな、歌とラップを織り交ぜたスタイルは、より新しく滑らかなサブジャンル「セクシードリル」と相性がよく、シーンの先駆者Cash Cobainとも定期的にコラボレーションを重ねている。昨年4月のシングル「For Us」では、Cash Cobainによるソウルフルな音の上にオートチューンで詩的な歌を重ね、一躍Shazamで注目のアーティストとなった。
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2024年のラテン音楽シーンでは、アフロビーツの影響は無視できない存在となり、レゲトンアーティストとポップアーティストによるクロスオーバーヒットがいくつも生まれた。ベネズエラのシンガーソングライターDahili(本名Alejandro Sambrano Guevara)は早くからそれらの要素を融合させ、2022年に発表したトロピカルな曲「Parcerita」はバイラルヒットとなっている。コロンビアのシンガーAndy RiveraとZaiderをフィーチャーしたこの曲のリミックスバージョンは、8月にリリースされるとハイブリッドな曲として世界的なセンセーションを巻き起こし、コロンビア、スペイン、アメリカにおいて、Dahiliの曲がShazamされた回数が急増した。
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アイルランドの古い俗語で「ならず者」を意味するこのアイルランドの5人組ロックバンドは、パンデミックの兆しが現れ始めた2020年初めに結成され、ロックダウンの期間中、ノイジーでカタルシス的なサウンドで自らの不安を表現し、痛烈な社会批判を込めたデモを制作した。パンクとシューゲイザーの中間のようなノイジーなサウンドが特徴の「ノイズゲイズ」を特徴とし、2021年にダブリンの由緒あるThe Workman’s Clubでの初ライブでチケットが完売させて以来、熱烈なファン層を築き上げてきている。2024年にリリースされたデビューアルバム『Come and See』には、まるで彼らの成功物語を彩るサウンドトラックのような最大のヒット曲「Top of the Bill」「Approachable」が収録されている。
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2歳のときに家族とともにコロンビアへ移住したベネズエラ生まれのシンガー、MaisakことMaikel Rafael Rico Torresは、数世紀の歴史を持つコロンビアの民族音楽バジェナートへの情熱を、ミュージシャンの父親から受け継いだ。のちにメデジンへ移り住んだ彼は、他のアーティストに楽曲を提供するようになるが、コロンビアのスーパースター、マルーマとのレコード契約とともに、2023年に自身もソロアーティストとしてブレイクを果たす。同年には、シンガーのFeidと共演したロマンチックなレゲトンのシングル「SE ME OLVIDA」をリリース。Maisakにとって初の本格的なヒットとなったこの曲は、8月にはコロンビアとベネズエラのShazamチャート1位を獲得し、10月には世界チャートに初登場を果たした。
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Marlon WenckとPhilip Blauによるドイツのプロデューサーデュオ、WITH Uは、2024年3月にリリースされたデビューシングルで一躍注目を集めた。魅惑的なシンセリフとケニアのキクユ語の歌詞が特徴のヒプノティックなアフロハウスの「Karibu」は、2024年、イタリアのShazamチャートに4か月もの間チャートインを果たした。ただのビギナーズラックではない証拠に、その後リリースした一連のアフロハウスの楽曲はじわじわと人気を集め、7月にはAlbert Breaker、mohalizerとコラボレーションした「Alive」で再びShazamされる回数が急増した。
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南アフリカのフリーステイト州最大のタウンシップ、ボツァベロの出身のKhathapillar(本名Katleho Ramalefane)は、12歳でピアノを習い始めた。ピアノ主体の南アフリカ特有のディープハウスとして、2010年代後半に登場したアマピアノに魅せられた彼は、パンデミックによるロックダウン中に音楽制作を独学で習得する。昨年5月には、Sol Phenduka、Smash SA、ボーカルのKamoh Xabaとともにセソト語の歌詞で歌ったアマピアノのシングル「Diqabang」が大ブレイクし、Shazamデビューも果たした。
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アルゼンチン出身のアーティストDoble Pは、2000年代後期にブエノスアイレスで生まれたクンビアとレゲトンのハイブリッドである地元のサウンドRKTを独自にアレンジしてきた。彼自身のバージョンを「RK Punky」と呼ぶDoble Pは、2023年にLauty Gram、Gusty djとコラボレーションした「Me Escapé」で、アルゼンチンのShazamチャートに4か月間ランクインを果たしている。昨年、アルゼンチンのシンガーLa Joaquiとコラボレーションした「TERAPIA DE CHOQUE」でも彼の勢いはとどまることを知らず、7月にリリースされるとアルゼンチンのShazamトップ20チャートにランクインした。
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モンテレイ出身のラッパーLa Potterは、2022年の骨太なデビューシングル「Rayas Blancas」で、メキシコのヒップホップシーンに衝撃を与えた。その後もプロデューサーDímelo Sevenとのタッグで次々とEPをリリースし、TikTokやYouTubeで膨大な視聴回数を記録しながら快進撃を続けている。2024年にリリースした2曲の冷たい別れのアンセム、「A Tu Salud」と「Venganza」は、特に彼女の母国メキシコで話題を集め、Shazam回数も急増を見せた。
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2022年に『アメリカン・アイドル』で北米の視聴者の前に姿を現し人気を博すまで、Cameron Whitcombはカナダ・ブリティッシュコロンビア州のパイプラインで長時間勤務をこなしながら、空いた時間にTyler ChildersのカバーをRedditに投稿していた。オーディション番組への出演以前は人前で歌った経験もなかった彼だが、ウェイロン・ジェニングスの「Rock, Salt and Nails」を歌い、審査員を務めたケイティ・ペリーの心を強く動かした。惜しくも優勝は逃したものの、アトランティック・レコードとの契約を勝ち取り、TikTokのフォロワー数も激増した。依存症に苦しんだ自身の過去からヒントを得たソウルフルなデビューEP『Quitter』をリリースし、初のヘッドライナーツアーが始まった2024年秋は、この21歳のシンガーにとって大きな節目となった。
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メキシコ・シナロア州の州都クリアカン・ロサレス出身の5人組バンドLa Cuatizaは、Peso PlumaとChino Pacasの代表作「Mami」のカバーによって一躍脚光を浴びた。2024年8月にこのカバーを公式リリースした後も、ボーカルのEl CuateとMingo、ベーシストMiguelito、ギタリストMisa、トロローチェ奏者Alderの5人は、9月にリリースした「Mercedes」やAntonin Padillaとのジョイントシングル「Ya Valió V Mojo」など、コリドス・トゥンバドスの伝統に基づくオリジナルの楽曲を精力的に発表している。
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ギリシャ出身のDJ、プロデューサーのMarasiは、フェイスレスやエヴリシング・バット・ザ・ガールなど、幼少期に好きだったアーティストの影響を受け、20年間ダンスミュージックを作り続けてきた。初期の作品はイタリアのd:visionやオランダのSpinnin’ Deepなど、大手レーベルからリリースされたが、軽快なメロディーと複雑なドラムプログラミングでアフロハウスへのオマージュを表現した2024年のシングル「Opera」によって、昨年の春から夏にかけてShazamされた回数が急上昇し、半年以上ギリシャのチャートにランクインし続けた。
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ワシントン出身のZach Topは、幼少期に兄弟たちとブルーグラスのバンドを組んでいた。口ひげをたくわえ、1997年生まれにしては老成した雰囲気を持つこのシンガーは、2021年にナッシュビルに移り住むと、90年代のカントリー音楽のレジェンド、アラン・ジャクソンなどに影響を受けた曲作りのスタイルに磨きをかけていく。2024年4月にデビューアルバムとなる『Cold Beer & Country Music』をリリースすると、「Sounds Like the Radio」や「I Never Lie」など、ノスタルジックな雰囲気を奏でる楽曲で人気に火がつき、2024年のカントリーミュージック協会賞で最優秀新人賞にノミネートされた。最近では、ダークス・ベントリーやLainey Wilsonのツアーでオープニングアクトを務めている。
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シカゴのサウスサイド出身の天才ティーン、BabyChiefDoitは、彼がプレスクールを終えるころに故郷のストリートで生まれた、ドリルムーブメントの精神を体現している。その多彩なフロウはチーフ・キーフのアグレッシブさと、G Herboの言葉遊びを融合させたものだ。2024年はこの若きMCにとって飛躍の一年となり、2枚組のデビューアルバム『ANIMALS ONLY (ICE COLD)』をリリースしたほか、アメリカのShazamチャートに4曲をランクインさせた。中でも挑発的なリリックが際立つシングル「The Viper」は、9月のリリース以来不動の人気を誇っている。
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2020年のパンデミック中に暇を持て余したことがきっかけで生まれたMoody Joodyは、ナッシュビルのシンガーKaitie ForbesとKayla Hallのジョイントプロジェクトとしてスタートした。後にプロデューサーのAndrew Pachekoが加入して3人組となり、2024年11月には、デビューEPとなる『Dream Girl』をリリースする。同作には、ミュージック・ロウの特徴的なサウンドに加え、ブリーチャーズやThe 1975の影響を感じさせる、アップビートな「Velvet Connection」など、フックの効いたシンセポップ6曲が収録されている。
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フロリダ出身のフィリピンとキューバにルーツを持つシンガーRizaは、数年をかけて、独自の柔らかく崇高な、スペイン語で歌うポップのスタイルに磨きをかけてきた。2023年8月にデビューEP『Miracle』をリリースすると、Shazamで初めて注目を集めるが、海のように広大な愛をイメージした、メキシコ出身のシンガーHUMBEとの瞑想的なデュエット曲「ella brilla」をリリースすると、昨年夏、メキシコ、スペイン、コロンビア、アメリカでRizaの曲がShazamされる回数が大幅に増加した。
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19歳とは思えない表現豊かでなめらかな声を持つロンドン出身のシンガーSIENNA SPIROは、Childish Gambinoの「Redbone」やエタ・ジェームスの「At Last」などのカバーをTikTokに投稿し、大きな注目を集めた。TikTokで60万人を超えるフォロワーを抱え、時代を超越する声を持つ彼女は、2024年5月にジャジーなデビューシングル「NEED ME」をリリースし、SZAやカリ・ウチスといった、現代のR&Bシーンのビッグネームの目に留まる。続けてリリースされた、力強い声域が際立つハートフルなピアノバラードのセカンドシングル「MAYBE.」はさらに大きな注目を集め、アメリカとイギリスにおいて、同曲がShazamされる回数は今も増え続けている。
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メキシコの地域に根ざした音楽シーンでは、感傷的なバラードで知られるSad Sierreñoが根強い人気を誇り、その物悲しいテーマが悩み多きリスナーたちを魅了している。グアダラハラ出身で甘いマスクのDarenは、Warner Music Latinaとの契約を獲得し、Shazamでも注目を集めるきっかけとなった2023年のデビューシングル「Noches Llenas」など、心に響く楽曲で失恋を巧みに表現している。9月にリリースされた「11:11」はメキシコのチャートで自己最高を記録し、アメリカのShazamチャートでもトップ200にランクインした。
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島国サントメ・プリンシペ出身のSuzeteは、2024年1月にシングル曲「KOMBOLEWA」を発表し、以来アフロビート、レゲトン、ポップを融合させたスタイルで全世界から注目を集めてきた(このラブソングのタイトルは、スワヒリ語で「償われた」を意味している)。マドリードを拠点に活動するシンガーLola Índigoとともにスペイン語で感傷的に歌った「KOMBOLEWA」のリミックスバージョンは、7月下旬のリリースと同時にShazamチャートを駆け上がり、9月には、Shazamチャートのトップ100にラインクインを果たした。
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ブラジル出身のプロデューサーVXSIONが突如脚光を浴びることになったのは、ザ・テンパー・トラップの「Sweet Disposition」を非公式にエディットした楽曲がきっかけだった。この曲は、BLACK COFFEE、Keinemusik、ティエストなど、DJシーンのスーパースターたちによって2023年を通してプレイされ、2024年に公式にリリースされた。それでも、人気リミキサーの間で最も注目を集めたのは、同じくブラジル出身のMazとコラボレーションしたムーディーなテックハウスのアンセム「Amana」だった。この曲は2024年4月にリリースされると同時にBeatportで1位を獲得すると、ギリシャのShazamチャートで7か月間チャートインを果たした。
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カナダ出身の21歳のソングライターNoeline Hofmannは、幼少期を自然豊かなアルバータ州で過ごした経験を歌った「Purple Gas」をレコーディングした頃、音楽の道を半ば諦めかけていた。しかし、牧場で働きながら地元のバーで演奏を続けていた2023年、その楽曲がZach Bryanに認められ、2024年にリリースされたZach Bryanのアルバム『The Great American Bar Scene』で2人がデュエットする形でその曲がカバーされると、HofmannがShazamされる回数が急増した。その後、10月にデビューEPとなる『Purple Gas』をリリースし、敬愛するミュージシャンのCharley CrockettやWyatt Floresのヘッドライナーツアーではオープニングアクトを務めた。
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2000年代半ばに見た夢が、ロサンゼルスでは今も息づいている。Greg Aram、Zach Michel、Brooke Danaherの3人は、2021年から、スターズ、The Go! Team、Whitest Boy Aliveなどを思わせる、2000年代のリバイバルの要素を加えたエレクトロ感のあるガレージロックを制作してきた。11月には3作目となるEP『My Star』をリリースし、シングルの「Cross the Street」はこの秋、Shazamされた回数で彼らの最高値を記録した。
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ウルグアイ出身のラッパーKnakは、出身地メロのフリースタイルバトルで腕を磨いた後、2020年に首都モンテビデオに拠点を移し、地元のラップクルーが集まる熱狂的なアンダーグラウンドのイベントを開催した。このMCは最近さらに大きなステージにも登場し、アルゼンチンのトラップミュージックのスター、YSY AやDukiのアリーナ公演の前座を務めたほか、昨年はウルグアイの巨大ロックフェスティバルCosquínにも出演している。彼の2019年のシングル「Oka」は南米全域においてShazamされる曲の定番となっており、2024年のヒット曲「+ DE ESO」は彼の母国のShazamチャートで13位を記録した。
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福夢は、数年をかけて台湾のロックシーンでの地位を固めてきたが、2024年はこの3人の若者にとってかつてないほど大きな飛躍の年になった。9月にデビューアルバム『苦難裡的祝福』をリリースすると、新進気鋭の台湾出身のアーティスト、Marz23をゲストに迎えたグリッチなポップパンクアンセム「反正我願意」をはじめ、福夢の楽曲がShazamされる回数が急増した。
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CITIZENの名で知られるこのシンガー(バンドのCitizenとは別)は、制作のプロセスやインスピレーションをソーシャルメディアで活発に発信し続けているにもかかわらず、今もって謎めいた存在だ。2022年以降にリリースされた数少ない楽曲の中では、Steve LacyやTommy Richmanのセクシーなファンクを思わせる、ささやくようなファルセットとラップを披露している。「You Haunt Me」は、2000年代のレトロフューチャリスティックなR&Bにオマージュを捧げた一曲で、 この曲によって彼は、9月にインドのShazamチャートへの初のランクインを果たした。
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トルコ出身のプロデューサー、Quentro(本名İsmail Büyüktatl)の作り出す楽曲は、メロディアスなアフロハウスと現代的なラテンポップを取り入れた、完全にグローバルなサウンドだ。Quentroは、2017年からその制作スタイルに磨きをかけてきたが、2024年の「Perreo」で遂にブレイクを果たす。この曲は、同じトルコ出身のプロデューサーTunaとKuntay Cevizciとコラボレーションした、メロディックハウスとデンボウのリディムが融合した楽曲で、昨年6月にリリースされると同時に膨大な回数でShazamされている。
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バルセロナは、ダンスミュージックにおいて誇るべき歴史を持つものの、バルセロナ出身のEDMのスーパースターはそれほど多くはいない。スペイン出身のプロデューサーデュオ、Prophecyは、フェスティバルのサウンドシステム向けに制作したピークタイムアンセムで、こうした状況に変化をもたらそうとしている。2人はこの数年間、ArmadaやSpinnin’ Deepといったレーベルでの地位を確かなものとし、EDC Las Vegas 2024の公式アンセムに採用されたティエストとの「My City」や、デヴィッド・ゲッタ、MORTENと共演した「Kill the Vibe」といった、豪華なコラボレーションによって制作された2つの楽曲をリリースした。いずれの曲も、ヨーロッパと北米でShazamされた回数は膨大な数に及んでいる。
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サウスカロライナ州出身のGabriel Jacobyは、幼少のころから詩に親しみ、その情熱が高じてラップに目覚めたが、現在はより幅広い音楽的知識とともに、多彩な才能をのぞかせている。昨年10月にリリースされ、彼のShazam回数を急増させた「forever」は、切ないメロディが特徴の曲だ。フランク・オーシャンを思わせる爽やかな楽器の響きによって、情感あふれる懐かしい90年代のR&Bのスタイルを引き出している。ギターを弾いていないときは、自身の楽曲のプロデュースやミュージックビデオの監督も手掛けている。
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ブロンクス出身で元聖歌隊のシンガー、Vontee the Singer(本名Avante Smith)は、ニューヨークのドリルムーブメントが最盛期を迎えたころに大人になった。しかし、これ以上なくメロディアスな、歌とラップを織り交ぜたスタイルは、より新しく滑らかなサブジャンル「セクシードリル」と相性がよく、シーンの先駆者Cash Cobainとも定期的にコラボレーションを重ねている。昨年4月のシングル「For Us」では、Cash Cobainによるソウルフルな音の上にオートチューンで詩的な歌を重ね、一躍Shazamで注目のアーティストとなった。
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ベネズエラ出身のシンガーMilo Bvgattiは、2023年、失恋をテーマにしたバラード「Odiame」でTikTokを席巻した後、翌年秋には同様の感情を表現したその続編となる「Lo Siento」をリリースした。彼にとってアーバンミュージックへの入り口となったこの作品は、10月にレゲトンのスターFeidが自身のアカウントでリリース情報をシェアするとたちまち拡散し、Tik Tokでも雪だるま式に人気が上昇、ベネズエラとコロンビアのShazamチャートで検索トップ10入りを果たした。
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2024年のラテン音楽シーンでは、アフロビーツの影響は無視できない存在となり、レゲトンアーティストとポップアーティストによるクロスオーバーヒットがいくつも生まれた。ベネズエラのシンガーソングライターDahili(本名Alejandro Sambrano Guevara)は早くからそれらの要素を融合させ、2022年に発表したトロピカルな曲「Parcerita」はバイラルヒットとなっている。コロンビアのシンガーAndy RiveraとZaiderをフィーチャーしたこの曲のリミックスバージョンは、8月にリリースされるとハイブリッドな曲として世界的なセンセーションを巻き起こし、コロンビア、スペイン、アメリカにおいて、Dahiliの曲がShazamされた回数が急増した。
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シカゴ出身のFendiDa Rappaは、2022年リリースの極めて過激なヒット曲「Point Me to the Slut’s」でブレイクを果たした。TikTokで脚光を浴びたこの曲はCardi Bの耳に入り、2023年には2人のコラボレーションという形で、ほんのわずかにトーンを抑えたリミックス版「Point Me 2」がリリース。同曲は昨年のアメリカのShazamチャートに3か月間ランクインし、ビルボードチャートにも顔をのぞかせた。ソーシャルメディアのスター、Shamar Marcoとの2024年のデュエット曲「Clock Dat」は、衰えを知らない彼女のバイラルな勢いに乗って、曲に合わせて踊る動画とともにインターネットで拡散され、大いに話題を呼んだ。「Clock Dat」は、彼女にとってアメリカ以外でShazamチャート入りした初めての曲で、10月にセネガル、ガーナ、コートジボワールでのランクインを果たしている。
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アイルランドの古い俗語で「ならず者」を意味するこのアイルランドの5人組ロックバンドは、パンデミックの兆しが現れ始めた2020年初めに結成され、ロックダウンの期間中、ノイジーでカタルシス的なサウンドで自らの不安を表現し、痛烈な社会批判を込めたデモを制作した。パンクとシューゲイザーの中間のようなノイジーなサウンドが特徴の「ノイズゲイズ」を特徴とし、2021年にダブリンの由緒あるThe Workman’s Clubでの初ライブでチケットが完売させて以来、熱烈なファン層を築き上げてきている。2024年にリリースされたデビューアルバム『Come and See』には、まるで彼らの成功物語を彩るサウンドトラックのような最大のヒット曲「Top of the Bill」「Approachable」が収録されている。
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メキシコの音楽シーンでは、Fuerza Regidaに認められることが重要な意味を持っている。同バンドのリーダーJesús Ortiz Pazのレーベル、Street Mobと契約を交わしたカリフォルニア出身のシンガーChuyinにとっても、Fuerza Regidaの2023年のアルバムの中で特に際立つ「INMORTAL」にフィーチャーされたことは、非常に大きなステップとなった。ソーシャルメディアでは不思議なかぎ針編み人形として登場するなど、自分自身について多くを明かさないことで有名なChuyinだが、同地域のメキシコ音楽のスーパースターたちとは頻繁にコラボレーションをしている。「INMORTAL」、そして9月にリリースされたレーベルメイトCalle 24との共演曲「NO PIERDO LA VIDA」は、どちらもこの秋、メキシコ、グアテマラ、アメリカにおいて、かなりの回数でShazamされている。
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2歳のときに家族とともにコロンビアへ移住したベネズエラ生まれのシンガー、MaisakことMaikel Rafael Rico Torresは、数世紀の歴史を持つコロンビアの民族音楽バジェナートへの情熱を、ミュージシャンの父親から受け継いだ。のちにメデジンへ移り住んだ彼は、他のアーティストに楽曲を提供するようになるが、コロンビアのスーパースター、マルーマとのレコード契約とともに、2023年に自身もソロアーティストとしてブレイクを果たす。同年には、シンガーのFeidと共演したロマンチックなレゲトンのシングル「SE ME OLVIDA」をリリース。Maisakにとって初の本格的なヒットとなったこの曲は、8月にはコロンビアとベネズエラのShazamチャート1位を獲得し、10月には世界チャートに初登場を果たした。
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サンアントニオ出身のこの4人組のバンドは、2023年初めの結成以降、ビンテージ感のあるサーフロックと心地よいインディーロックにアニメの主題歌のメロドラマ的な要素を加えたような、夏を感じさせる音作りに励んできた。2024年にリリースされたデビューアルバム『ALOHA INOHA』には、広く伝わりやすいポジティブさがあり、彼らにとって最も多くShazamされた楽曲となった、底抜けにキャッチーな「Seventh Heaven」も収録されている。
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Marlon WenckとPhilip Blauによるドイツのプロデューサーデュオ、WITH Uは、2024年3月にリリースされたデビューシングルで一躍注目を集めた。魅惑的なシンセリフとケニアのキクユ語の歌詞が特徴のヒプノティックなアフロハウスの「Karibu」は、2024年、イタリアのShazamチャートに4か月もの間チャートインを果たした。ただのビギナーズラックではない証拠に、その後リリースした一連のアフロハウスの楽曲はじわじわと人気を集め、7月にはAlbert Breaker、mohalizerとコラボレーションした「Alive」で再びShazamされる回数が急増した。
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22歳のシンガーPierre Garnierは、テレビのオーディション番組『Star Academy』(フランス版『アメリカン・アイドル』のような長寿番組)で優勝を果たしたが、その成功はフランスにおけるゴールデンタイムのテレビ番組の範疇を遥かに越えるものとなっている。デビューシングル「Ceux qu’on était」(「過去の私たち」を意味する)は2月のリリースと同時に注目を集め、故郷フランスで、Shazamされた曲のチャートの上位に半年近くランクインし続けた。かすれ声が特徴のシンガーは、2024年11月にバラード中心のファーストアルバム『Chaque Seconde』をリリースし、自身にとって初となるツアーで新年の幕を開ける。
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南アフリカのフリーステイト州最大のタウンシップ、ボツァベロの出身のKhathapillar(本名Katleho Ramalefane)は、12歳でピアノを習い始めた。ピアノ主体の南アフリカ特有のディープハウスとして、2010年代後半に登場したアマピアノに魅せられた彼は、パンデミックによるロックダウン中に音楽制作を独学で習得する。昨年5月には、Sol Phenduka、Smash SA、ボーカルのKamoh Xabaとともにセソト語の歌詞で歌ったアマピアノのシングル「Diqabang」が大ブレイクし、Shazamデビューも果たした。
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「3つの岬」を意味するギリシャ語と、故郷シチリア島の古名にちなんで名づけられたイタリア出身の3人組、TR3NACRIAは、アフロハウスにインスピレーションを受け、Lizwiをフィーチャーした作品「Sikulambele」で2023年にShazamに初登場し、その後、ギリシャのチャートで5週連続ランクインを果たした。素性を明かさず活動する3人は、昨年、多彩なテックハウスの楽曲によって、その人気を確実なものにした。TR3NACRIの楽曲はフランスのShazamチャートに4曲も登場したが、なかでもStereoKillaをフィーチャーしたエディット・ピアフの名曲を編曲した「La Foule (Le Monde Mix)」は4か月間チャートインを続けた。
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アルゼンチン出身のアーティストDoble Pは、2000年代後期にブエノスアイレスで生まれたクンビアとレゲトンのハイブリッドである地元のサウンドRKTを独自にアレンジしてきた。彼自身のバージョンを「RK Punky」と呼ぶDoble Pは、2023年にLauty Gram、Gusty djとコラボレーションした「Me Escapé」で、アルゼンチンのShazamチャートに4か月間ランクインを果たしている。昨年、アルゼンチンのシンガーLa Joaquiとコラボレーションした「TERAPIA DE CHOQUE」でも彼の勢いはとどまることを知らず、7月にリリースされるとアルゼンチンのShazamトップ20チャートにランクインした。
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北マケドニア出身のミュージシャンALSO ASTIR(本名Haris Ajrulahi)は、改名前の2020年代初め、Armin van BuurenのレーベルArmada Musicから、2つのメロディックハウスのEPをリリースしている。彼がALSO ASTIRという新たな名義で探求しているのは、フォーク音楽の淡い質感と、繊細なファルセットを生かした柔らかなサウンドだ。プロデューサーのyotto、AVIRAとコラボレーションした「Forget」は、昨年4月のリリース以降、彼の現在の拠点であるドイツをはじめ、全世界のShazamチャートでフェスティバル級の人気を博している。
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モンテレイ出身のラッパーLa Potterは、2022年の骨太なデビューシングル「Rayas Blancas」で、メキシコのヒップホップシーンに衝撃を与えた。その後もプロデューサーDímelo Sevenとのタッグで次々とEPをリリースし、TikTokやYouTubeで膨大な視聴回数を記録しながら快進撃を続けている。2024年にリリースした2曲の冷たい別れのアンセム、「A Tu Salud」と「Venganza」は、特に彼女の母国メキシコで話題を集め、Shazam回数も急増を見せた。
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フランス出身のミュージシャン、LUCKY LOVE(本名Luc Bruyère)は、幼い頃にダンサーとしてトレーニングを受け、その後はパリで最も由緒あるキャバレーで、La Venus des Mille Hommes役を演じその歌声を磨いた。2022年以来、LUCKY LOVE名義で制作してきたオルタナティブポップの楽曲は、ANOHNIやジェイムス・ブレイクを思わせる繊細なファルセットで、社会的規範の矛盾を露わにしてきた。11月にデビューアルバム『I DON’T CARE IF IT BURNS』をリリースすると、後を追うように2022年のシングル「MASCULINITY」も徐々にリスナーの間に広まり、評価されるようになった。
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2022年に『アメリカン・アイドル』で北米の視聴者の前に姿を現し人気を博すまで、Cameron Whitcombはカナダ・ブリティッシュコロンビア州のパイプラインで長時間勤務をこなしながら、空いた時間にTyler ChildersのカバーをRedditに投稿していた。オーディション番組への出演以前は人前で歌った経験もなかった彼だが、ウェイロン・ジェニングスの「Rock, Salt and Nails」を歌い、審査員を務めたケイティ・ペリーの心を強く動かした。惜しくも優勝は逃したものの、アトランティック・レコードとの契約を勝ち取り、TikTokのフォロワー数も激増した。依存症に苦しんだ自身の過去からヒントを得たソウルフルなデビューEP『Quitter』をリリースし、初のヘッドライナーツアーが始まった2024年秋は、この21歳のシンガーにとって大きな節目となった。
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ジャカルタ育ちのインドネシア人シンガー、Jordan Susantoは、子どものころは映画監督に憧れていたが、やがて自分が本当に夢中なのはサウンドトラックだと気づいた。60年代と70年代のクラシックなソウルミュージックの影響を受け、2024年にデビューアルバム『Jordan』をリリース。耳に残るポップなメロディと日記のような歌詞を通じて、ヴィンテージな音を現代によみがえらせた。ソファでの心地よい夜を歌ったシングル「Senopati in the Rain」は、8月のアルバムリリース後、アジア各国のShazamチャートで常連となり、特にフィリピンでは12日間にわたって1位をキープした。
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メキシコ・シナロア州の州都クリアカン・ロサレス出身の5人組バンドLa Cuatizaは、Peso PlumaとChino Pacasの代表作「Mami」のカバーによって一躍脚光を浴びた。2024年8月にこのカバーを公式リリースした後も、ボーカルのEl CuateとMingo、ベーシストMiguelito、ギタリストMisa、トロローチェ奏者Alderの5人は、9月にリリースした「Mercedes」やAntonin Padillaとのジョイントシングル「Ya Valió V Mojo」など、コリドス・トゥンバドスの伝統に基づくオリジナルの楽曲を精力的に発表している。
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21歳のスペイン出身のシンガー、Q2は、故郷のセビリアでフリースタイルバトルの世界に飛び込み、サッカーコーチとしての仕事の合間に、メロディアスな旋律の曲作りを始めた。ブレイクのきっかけとなったシングル「Fighter」は、複雑な人間関係がテーマのアップビートな楽曲で、2022年のリリース以来、根強い人気を集め、2023年にポルトガルのShazamで注目を集めると、昨年にはスペイン、フランス、イタリアでも広く知られるようになった。
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ギリシャ出身のDJ、プロデューサーのMarasiは、フェイスレスやエヴリシング・バット・ザ・ガールなど、幼少期に好きだったアーティストの影響を受け、20年間ダンスミュージックを作り続けてきた。初期の作品はイタリアのd:visionやオランダのSpinnin’ Deepなど、大手レーベルからリリースされたが、軽快なメロディーと複雑なドラムプログラミングでアフロハウスへのオマージュを表現した2024年のシングル「Opera」によって、昨年の春から夏にかけてShazamされた回数が急上昇し、半年以上ギリシャのチャートにランクインし続けた。
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ナイジェリア出身のシンガーMorravey(本名Daniella Ibinabo Daniel)は、両親の夢を叶えるため、短期間医学部に籍を置いたものの、そこで初めて自身の持つ音楽への真の情熱に気づいた。2020年からTikTokにカバー曲の投稿を始め、2023年にファイヤーボーイDMLとAsakeとの共演曲「Bandana」をアコースティックなアレンジでカバーしたことが話題を呼び、ナイジェリア系アメリカ人シンガーのDavidoの目に留まった。同年にリリースされたデビューEP『RAVI』に収録された共演曲を含む、アフロビートのスター、Davidoとのコラボレーションは、MorraveyのナイジェリアにおけるShazamチャートでのランクインに貢献した。そして2024年秋には、熱烈な愛を軽快に歌った「Ifineme」が、Shazamのグローバルチャートで大ヒットを果たした。
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ワシントン出身のZach Topは、幼少期に兄弟たちとブルーグラスのバンドを組んでいた。口ひげをたくわえ、1997年生まれにしては老成した雰囲気を持つこのシンガーは、2021年にナッシュビルに移り住むと、90年代のカントリー音楽のレジェンド、アラン・ジャクソンなどに影響を受けた曲作りのスタイルに磨きをかけていく。2024年4月にデビューアルバムとなる『Cold Beer & Country Music』をリリースすると、「Sounds Like the Radio」や「I Never Lie」など、ノスタルジックな雰囲気を奏でる楽曲で人気に火がつき、2024年のカントリーミュージック協会賞で最優秀新人賞にノミネートされた。最近では、ダークス・ベントリーやLainey Wilsonのツアーでオープニングアクトを務めている。
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注目を浴びることが多いのはDJやプロデューサーだが、楽曲に魂を吹き込むのはボーカルの役目でもある。アコースティックギターで作曲活動を始めたイギリス出身のシンガーNu-Laは、CHANEYのフィルターディスコアンセム「Out of My Depth」で、2023年にダンスミュージックシーンにおいてデビューを果たした。90年代のハウスミュージックのシンガーを思わせるパワフルな歌声で、ダブヴィジョン、Example、Benny Benassiによる最近の楽曲にも参加し、クラブミュージックシーンの中でも極めて人気の高いボーカリストとなっている。
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シカゴのサウスサイド出身の天才ティーン、BabyChiefDoitは、彼がプレスクールを終えるころに故郷のストリートで生まれた、ドリルムーブメントの精神を体現している。その多彩なフロウはチーフ・キーフのアグレッシブさと、G Herboの言葉遊びを融合させたものだ。2024年はこの若きMCにとって飛躍の一年となり、2枚組のデビューアルバム『ANIMALS ONLY (ICE COLD)』をリリースしたほか、アメリカのShazamチャートに4曲をランクインさせた。中でも挑発的なリリックが際立つシングル「The Viper」は、9月のリリース以来不動の人気を誇っている。
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マレーシア出身で、イギリスを拠点に活動するシンガーのChloe Qishaは、YouTubeにカバー曲を投稿することからキャリアをスタートさせた。それらの動画は、音楽業界に従事する人々の目に留まり、彼女は曲作りのスキルを磨くようになる。ブリット・アワードを受賞したホリー・ハンバーストーンの楽曲プロデュースで知られる、プロデューサーのRob Miltonとのセッションを経て、2024年11月にリリースされたセルフタイトルのデビューEPは、Talking HeadsからLCDサウンドシステムへと通じる、ノスタルジックなシンセポップサウンドを響かせる作品だ。最も多くShazamされている「I Lied, I’m Sorry」は、入り乱れる感情や痛烈な言葉の数々、そして感情を解放するようなエネルギーに満ちあふれている。
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2020年のパンデミック中に暇を持て余したことがきっかけで生まれたMoody Joodyは、ナッシュビルのシンガーKaitie ForbesとKayla Hallのジョイントプロジェクトとしてスタートした。後にプロデューサーのAndrew Pachekoが加入して3人組となり、2024年11月には、デビューEPとなる『Dream Girl』をリリースする。同作には、ミュージック・ロウの特徴的なサウンドに加え、ブリーチャーズやThe 1975の影響を感じさせる、アップビートな「Velvet Connection」など、フックの効いたシンセポップ6曲が収録されている。
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モロッコとイタリアにルーツを持つ、フランスのヌムール市出身のアーティストRnBoi。2024年1月、フランスのドリルラッパーKerchakの「Mi-Temps」で初めてフィーチャーされると、Kerchakのソフトな一面を引き出して注目を集めた。以来、この新進気鋭のR&Bシンガーは歌とラップを織り交ぜたメロディを武器に、競争の激しいフランスの音楽シーンで存在感を示している。TiakolaとMonsieur Novとの官能的なコラボレーション曲「RESTE-LÀ」では、フランス語圏のヨーロッパとアフリカのShazamチャートにも初登場した。10月には物憂げなムードのシングル「Instable」がフランスとセネガルでランクインし、単独でのチャートデビューも果たしている。
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フロリダ出身のフィリピンとキューバにルーツを持つシンガーRizaは、数年をかけて、独自の柔らかく崇高な、スペイン語で歌うポップのスタイルに磨きをかけてきた。2023年8月にデビューEP『Miracle』をリリースすると、Shazamで初めて注目を集めるが、海のように広大な愛をイメージした、メキシコ出身のシンガーHUMBEとの瞑想的なデュエット曲「ella brilla」をリリースすると、昨年夏、メキシコ、スペイン、コロンビア、アメリカでRizaの曲がShazamされる回数が大幅に増加した。
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シャンピニー=シュル=マルヌ市のボワ・ラベ地区出身、ハスキーボイスが魅力的なフランスのラッパーIDSは、ヒップホップトリオL2Bの一員としてキャリアをスタートさせた。現在もグループでの活動を続ける一方、ソロアーティストとしても話題をさらっており、特に数百万もの再生回数を誇るYouTubeのフリースタイル動画がよく知られている。2024年は、IDSがShazamでの存在感を高める一年となった。フランス系コンゴ人シンガーRskoとのコラボレーション曲「BOOM BOOM」は、昨年2月のリリース以来、フランス、ベルギー、ドイツのチャートで不動の地位を占めている。
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19歳とは思えない表現豊かでなめらかな声を持つロンドン出身のシンガーSIENNA SPIROは、Childish Gambinoの「Redbone」やエタ・ジェームスの「At Last」などのカバーをTikTokに投稿し、大きな注目を集めた。TikTokで60万人を超えるフォロワーを抱え、時代を超越する声を持つ彼女は、2024年5月にジャジーなデビューシングル「NEED ME」をリリースし、SZAやカリ・ウチスといった、現代のR&Bシーンのビッグネームの目に留まる。続けてリリースされた、力強い声域が際立つハートフルなピアノバラードのセカンドシングル「MAYBE.」はさらに大きな注目を集め、アメリカとイギリスにおいて、同曲がShazamされる回数は今も増え続けている。
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ブエノスアイレス出身のOlivia Waldは、クンビアバンドのAcantiladosで数年間リードシンガーを務めた後、2019年にソロシンガーとしてのキャリアをスタートさせ、2024年、28歳のときに「en la cara」で大ブレイクを果たす。終わったばかりの恋を歌ったこのミニマルなポップソングは、普段レゲトンとクンビアでほとんどを占められるアルゼンチンのチャートで、ひときわ存在感を放った。現在も、ラッパーのRusherkingをフィーチャーしたリミックスとともに、母国アルゼンチンとメキシコでは、Shazamの定番曲となっている。
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メキシコの地域に根ざした音楽シーンでは、感傷的なバラードで知られるSad Sierreñoが根強い人気を誇り、その物悲しいテーマが悩み多きリスナーたちを魅了している。グアダラハラ出身で甘いマスクのDarenは、Warner Music Latinaとの契約を獲得し、Shazamでも注目を集めるきっかけとなった2023年のデビューシングル「Noches Llenas」など、心に響く楽曲で失恋を巧みに表現している。9月にリリースされた「11:11」はメキシコのチャートで自己最高を記録し、アメリカのShazamチャートでもトップ200にランクインした。
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アルゼンチン出身のシンガーelaggume(本名Agustin Thomas Mesa)は、2023年に話題となったシングル「Con Tu Amiga」でAlejo Isakk、Locura Mix、Fauna Music、Eme Saravとともにデビューして以来、地元のRKTシーンで頭角を現し、ラップを基調とした荒々しいサウンドの可能性を追求している。ロマス・デ・サモラ出身の彼は2024年にさらに勢いを増し、南米各地でチャート入りした5つの異なる楽曲に参加。特に6月にリリースされたシングル「PELEAMOS」は、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラの昨年夏のShazamチャートにランクインした。
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島国サントメ・プリンシペ出身のSuzeteは、2024年1月にシングル曲「KOMBOLEWA」を発表し、以来アフロビート、レゲトン、ポップを融合させたスタイルで全世界から注目を集めてきた(このラブソングのタイトルは、スワヒリ語で「償われた」を意味している)。マドリードを拠点に活動するシンガーLola Índigoとともにスペイン語で感傷的に歌った「KOMBOLEWA」のリミックスバージョンは、7月下旬のリリースと同時にShazamチャートを駆け上がり、9月には、Shazamチャートのトップ100にラインクインを果たした。
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イギリス出身のシンガーBea Wheelerは、9歳のとき、将来ポップスターになることを姉たちに宣言した。この意思表明が功を奏したのか、Bea and her Business名義でのファーストシングル「Born To Be Alive」は、2023年のリリースと同時に大きな脚光を浴びた。リリー・アレンやマリナへのZ世代からの回答を想起させる、率直で文学的なポップバラードを収録した2つのEPをリリースした二十歳のシンガーは、TikTokでも現実の世界でも注目を集め続けている。オスロで7万人の観客を前にデビューライブを披露し、2024年の秋には、ヘッドライナーを務める初のワールドツアーを敢行した。
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ブラジル出身のプロデューサーVXSIONが突如脚光を浴びることになったのは、ザ・テンパー・トラップの「Sweet Disposition」を非公式にエディットした楽曲がきっかけだった。この曲は、BLACK COFFEE、Keinemusik、ティエストなど、DJシーンのスーパースターたちによって2023年を通してプレイされ、2024年に公式にリリースされた。それでも、人気リミキサーの間で最も注目を集めたのは、同じくブラジル出身のMazとコラボレーションしたムーディーなテックハウスのアンセム「Amana」だった。この曲は2024年4月にリリースされると同時にBeatportで1位を獲得すると、ギリシャのShazamチャートで7か月間チャートインを果たした。
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RESCENEは、2024年2月に、2000年代初期の洗練されたR&Bサウンドを取り入れた2つのシングル「YoYo」と「UhUh」をリリースし、デビューを果たしたK-Popグループ。新しいグループが乱立するK-Popシーンで、ウォニ、リブ、ミナミ、メイ、ゼナの5人は、2024年の一年間の間に、独自のサウンドを確立してきた。デビューEPとなる『SCENEDROME』を8月にリリースした後、秋には軽快なメロディと控え目なバウンスが特徴の「Pinball」や「LOVE ATTACK」といった楽曲が、韓国とアメリカのShazamチャートで着実にランクアップを果たしている。
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カナダ出身の21歳のソングライターNoeline Hofmannは、幼少期を自然豊かなアルバータ州で過ごした経験を歌った「Purple Gas」をレコーディングした頃、音楽の道を半ば諦めかけていた。しかし、牧場で働きながら地元のバーで演奏を続けていた2023年、その楽曲がZach Bryanに認められ、2024年にリリースされたZach Bryanのアルバム『The Great American Bar Scene』で2人がデュエットする形でその曲がカバーされると、HofmannがShazamされる回数が急増した。その後、10月にデビューEPとなる『Purple Gas』をリリースし、敬愛するミュージシャンのCharley CrockettやWyatt Floresのヘッドライナーツアーではオープニングアクトを務めた。
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ロンドンのサウスイースト出身の22歳、ラッパーであり、ソーシャルメディアのスターでもあるStepzは、2022年からTikTokを席巻し続けている。同年にはエド・シーランやサム・スミスといったポップスターを抑え、イギリスで最も視聴されたアーティストに輝いた。その実力はマイクの前でもいかんなく発揮され、ディジー・ラスカルやD Double Eといったグライム界のレジェンドからも支持を得ている。2023年には初のEP『Step by Stepz』をリリース。2024年にShazamチャートで旋風を巻き起こしたシングル「Rock」は、エアギターのパフォーマンスも大流行し、10月のリリース以降24か国でチャート入りを果たしている。
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2000年代半ばに見た夢が、ロサンゼルスでは今も息づいている。Greg Aram、Zach Michel、Brooke Danaherの3人は、2021年から、スターズ、The Go! Team、Whitest Boy Aliveなどを思わせる、2000年代のリバイバルの要素を加えたエレクトロ感のあるガレージロックを制作してきた。11月には3作目となるEP『My Star』をリリースし、シングルの「Cross the Street」はこの秋、Shazamされた回数で彼らの最高値を記録した。
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バーミンガム出身のプロデューサーでDJのJoe Huntは、90年代にイギリスのスピードガラージシーンで活躍したベテランでありながら、2020年代を通じてベースライン・ハウスを一大ジャンルへと押し上げたヘヴィなグルーヴと高速ボーカルサンプルも自分のものにしている。Porn Kingsによる1996年のアンセム「Up to No Good」をダンスフロアで偶然耳にした彼は、この曲に彼ならではのアレンジを加えることを決意する。音楽キャリア25周年を迎えたこの夏、彼のこの曲はどこへ行っても耳にするほどの大ヒットとなり、8月にはニュージーランドとイギリスのShazamチャートにランクインした。
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ウルグアイ出身のラッパーKnakは、出身地メロのフリースタイルバトルで腕を磨いた後、2020年に首都モンテビデオに拠点を移し、地元のラップクルーが集まる熱狂的なアンダーグラウンドのイベントを開催した。このMCは最近さらに大きなステージにも登場し、アルゼンチンのトラップミュージックのスター、YSY AやDukiのアリーナ公演の前座を務めたほか、昨年はウルグアイの巨大ロックフェスティバルCosquínにも出演している。彼の2019年のシングル「Oka」は南米全域においてShazamされる曲の定番となっており、2024年のヒット曲「+ DE ESO」は彼の母国のShazamチャートで13位を記録した。
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ブルックリン出身のAdrien Nunezは、ミシガン大学のバスケットボールチームで4年間ガードとしてプレーした後、カントリーミュージックというもう一つの情熱を追求するためにナッシュビルに移り住んだ。2024年8月にデビューシングル「LOW ROAD」をリリースする以前から、この長身のシンガーは、お気に入りのカントリーミュージックに対するオーバーなリアクションの動画でTikTokでは知られる存在だった(シャブージーのチームは、2024年に大ヒットを記録した「A Bar Song (Tipsy)」の初期の火付け役として、その貢献に謝意を表し、プラチナレコードを贈呈したほどだ)。過去に自身が経験した三角関係をモチーフとしたほろ苦いシンガロングの楽曲「LOW ROAD」が、SNSを中心にヒットしたことをきっかけに、Adrien Nunezは、カントリーミュージックシーンの新星、Dashaの初のヘッドライナーツアーで、オープニングアクトの座を獲得している。
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福夢は、数年をかけて台湾のロックシーンでの地位を固めてきたが、2024年はこの3人の若者にとってかつてないほど大きな飛躍の年になった。9月にデビューアルバム『苦難裡的祝福』をリリースすると、新進気鋭の台湾出身のアーティスト、Marz23をゲストに迎えたグリッチなポップパンクアンセム「反正我願意」をはじめ、福夢の楽曲がShazamされる回数が急増した。
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二十歳のシンガーBerq(本名Felix Dautzenberg)は、ハンブルクで幼少期を過ごし、音楽理論を学びながら、スクールバンドで演奏の腕を磨いた。そして2022年、高校を卒業するとすぐにデビューシングルとなる「Echo」をリリースする。実家の地下室で自ら録音したデモ音源は、マンハイム音楽大学に出願するために制作されたものだったが、結果として、さまざまなレコードレーベルからオファーを受けることになった。2023年にBerqは、「赤い旗」を意味するタイトルのデビューEP『ROTE FLAGGEN』をリリース。同名の詩的なタイトル曲は、ドイツをはじめとするさまざまな国で、Shazamされる定番の曲となっている。
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CITIZENの名で知られるこのシンガー(バンドのCitizenとは別)は、制作のプロセスやインスピレーションをソーシャルメディアで活発に発信し続けているにもかかわらず、今もって謎めいた存在だ。2022年以降にリリースされた数少ない楽曲の中では、Steve LacyやTommy Richmanのセクシーなファンクを思わせる、ささやくようなファルセットとラップを披露している。「You Haunt Me」は、2000年代のレトロフューチャリスティックなR&Bにオマージュを捧げた一曲で、 この曲によって彼は、9月にインドのShazamチャートへの初のランクインを果たした。
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