Lyrics

童話の中の王様が
ついに自分を見つめた
王冠はただの
枯れ葉の輪だと
本当の魔法は
心の中にある
自分を制御して
新しい物語を紡ぐ
割れた鏡に映る 千の顔
どの顔も 嘲笑う 私の王冠を
燃える王国で ヒステリックに笑う
幻影を追いかけ 魂さえ捧げる
童話の稲妻は
電球になった
木人形の糸と 関節を照らす
自分こそが森の王様と思い
紙の王冠には 規則が書かれてる
王様か人形か
誰の手に糸がある
魔鏡の中の影は 誰の夢なのか
振り向く度に
他人の舞を踊る
全てを握ったと思えば 囚われの獣
童話の魔鏡は
千に砕け散る
それぞれの破片に 狂気の顔が映る
息をする度に
嘘を吸い込んで
真実は甘いと思い 狂気の淵に沈む
童話本が語る自由は
星を追いかけて
泥に転がり込む
真実は虹のよう
愚か者を騙す
ヒーローになろうと
端役で終わる
アレクサンドロス大王は
全世界を征服したが
自分の影に
もてあそばれた
錫の兵隊は将軍に
蝋燭の傍で溶けた 最大の敵は心の中
息をする度に
芝居をしている
苦しみさえも
他人の遊びに
主役のつもりが
ただの駒にすぎない
笑えよ笑えよ なんて馬鹿げた話
燃える蝋燭が
興奮する影を照らす
躍動するのは
止まない渇望
このままでいい
夢の中へ沈ませて
紙の王冠は
全てを支配する象徴
童話の王様は
永遠に戯れる
Written by: moon cafe
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