Koiki

赤いマントたなびかせ

颯爽とやってきたけど

なみの正義じゃ務まらない

あっちたてりゃこっちたたず

決めたビートをひたうって

淡々と生きてきたけど

たまに正義が決めらんない

そっちじゃない

いいとこみせたくても

ここぞでカッコ悪くて

とてもじゃないけど

ヒーローになんてなれっこないね

世界が浮足立っても

あなたが泣いてたらしょうがない

こんな時笑えるジョークを

一つくらいは

持っていたいな

だって小粋でいたいのだ

赤いマント脱ぎ捨てて

悠々自適になったけど

飲みの正義がくすぶって

あっちたてりゃこっちたたず

安いビートにただのって

ドンチャン騒いでいいけど

たまに正義を疑って

こっちをみて

いいことしようとしても

ここぞですっ転んで

とてもじゃないけどヒーローだなんて柄じゃないね

世界が肩を落としても

あなたが笑ってたらいいじゃない？

こんな時二人でそっと

踊れるステップ

覚えたいなだって小粋でいたいのだ

誰もが自分のことで 本当はいっぱいいっぱいなんだ

寂しさに負けそうになって

明日が怖くて それでも優しさを振り絞ってゆく

世界が浮足立っても

あなたが泣いていたらしょうがない

こんな時笑えるジョークを

一つくらいは ひねり出して

呆れて笑う あなたのそばで

ずっと小粋でいたいのだ